2015年9月22日火曜日

経済産業省「The Wonder 500」に当工房の靴べらが選定されました。


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。



この度、経済産業省地方創生クールジャパンプロジェクト

「The Wonder 500」

に当工房の「曲げ木靴べら」が選定されました。






この「The Wonder 500」プロジェクトは
 「日本が誇るべき優れた地方産品を発掘し海外進出を支援する」
というものです。

まだ海外で知られていない日本各地の

「ものづくり、食、観光体験」

という3つのジャンルから、30名の著名プロデューサーが選出した
500の商材を、経済産業省が認定したうえで国内はもとより、
「パリ、ロンドン、香港、台北、ニューヨーク」などの世界各地の都市で
展示・販売・試食などの展示イベントや「ストーリーブック」により
世界に広めていきます。


当工房の靴べらが「The Wonder 500」に選定されたことを
大変うれしく思うと共に、「日本の作り手」の名を汚さぬよう、
より気合を入れて靴べら作りに励んで参る所存です!



この「曲げ木靴べら」は12年前に
創業をして間もなく製作に着手した最古参の作品です。

修行の頃に、「曲げ木」という技法に魅力を感じて自分なりに
研究をしていたので、創業してすぐにこの靴べらのデザインに必要な
「三次元曲げ」のチャレンジを開始しました。


しかし当初は「成功率ゼロ」・・・
曲げが完了する前に「バキッ!」と音を立てて割れました。

柔らかい「スギ」や、曲げ木に向いている「ブナ」なら成功率も
若干上がるのですが、「木製靴べら」としてやはり強度が
全く足りませんでした。


そこで第一級の硬質木材「黒檀」を選定しましたが、
カチカチの黒檀が簡単以曲げるわけもなく、材料の厚みを
0.1ミリ単位で変更したり、加熱時間を秒単位で変えてみたりと、
曲げ方法に改良を加えながら、1000回以上の実験を行い、
ようやくこの「三次元曲げ」に成功しました。


そして12年間、細かな改良を加えながら現在に至っております。

そんな思い出のたくさん詰まった「曲げ木靴べら」、
海外の方々にはどのように映るのか、ハラハラしております(笑)

















2015年9月12日土曜日

大雨大災害、心よりお見舞い申し上げます。


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。



先日の栃木、茨木両県に続いて、
宮城でも甚大な災害が発生してしまいました。

栃木、茨木であれだけの雨が降ったのに、
移動しながらなおも降り続ける大雨、
つくづく自然の恐ろしさを感じてしまいます。

この度の大雨災害で被害にあわれた方々に
心よりお見舞い申し上げます。
そして一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。





















2015年9月10日木曜日

栃木県、茨木県の大雨災害、心よりお見舞い申し上げます。


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。



先ほどテレビの映像をみて知ったのですが、
栃木、茨木の両県で大変な水害が発生しておりました。

テレビでは鬼怒川堤防決壊による大被害が放映されておりますが
ヘリコプターによる救助が行われていて、被害の深刻さを目の当たりに
しております。少しでも早く氾濫が収まることをただただ願うばかりです。

ここ日田も数年前に大洪水が発生し、堤防沿いの自宅の所在地も
「避難指示」が発令されました。その時は幸い浸水は免れましたが
刻々と水カサを増す目の前の川に、言い知れぬ恐怖を覚えました。

その時は日田市内で広範囲に浸水被害があったのですが、
被害家屋は、「これほどまでも泥が流れ込んでいるのか!」と驚くほど
家屋の中は泥まみれでした。「水」の恐ろしさを実感した瞬間でした。

ここ九州の地からは、
いち早い災害の終息を願うしことしか叶いませんが
被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。