2017年4月21日金曜日

巣が、卵が、ない・・・

店主の宮原です。


先日ご紹介させていただいた「アオサギの巣」ですが、
3月末以来、毎朝の散歩の傍ら、愛犬と静かに見守っておりました。


この日は、昨日までの激しい雨も止み、いつも通り池のほとりを散歩しまし・・・






ない!!!!!


巣も卵も跡形もなく無くなっとる!!!!

何があった!!!

まさか!?


池の排水口を見ると、大量のゴミがびっちり付着!



「流されとる・・・」




昨日の激しい降雨により、大量の水が調整池に流れ込んで水位が上昇、
巣ごと押し流された・・・

ゴミの位置が巣の高さより高いのです・・・



アオサギが卵を抱き始めてもうすぐ3週間、
冷たい雨の日も、季節外れの30度近い高温の直射日光の下でも
アオサギの親はずっと卵を抱え続けておりました。

その一途な姿を見ていると、日に日に親近感が増してきました。
そして無事にヒナがかえることを願わざるを得ませんでした。
私にはとても愛おしく、もはや「ただのアオサギ」ではなかったようです。

「この小さな人工島で子育てをするんやろうか?そしたらNHKが取材か?」
なんて思ったことも・・・







その翌朝、親鳥と思われる二羽のアオサギの姿がありました。







巣があるべきはずのこの場所に舞い戻るアオサギの姿・・・

この二日間は本当に心苦しく悲しい撮影となりました。













2017年4月18日火曜日

アオサギよ、こんなところで産卵とは!!


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。


3月30日、工房裏の調整池のほとり。





毎朝6時過ぎに愛犬の散歩をしてますが、
今朝は 「えっ!」 と叫んでしまうものが目に飛び込んできました!

調整池の中にコンクリートと鉄製格子の構造物が
ポツンとありますが、その上に・・・




なんとなんと青い卵らしきものが!



いや~、驚きました!こんなところで何者かが産卵しているんです。
そして、その主はすぐにわかりました。 

それは「アオサギ」。



ちゃんと夫婦そろって見守っているようです。



しばらく様子を見ていると、突然に一匹が巣に舞い戻ってきました!

すぐに卵を抱えました!



カラスが卵に接近してきたんです!
すごい警戒態勢です。



カラスが卵を狙っていたのでしょう。
アオサギの視線は、カラスの動きを一瞬も外しません!
カラスはしばらく巣の近くをうろついていましたが、とうとう
あきらめて去って行きました。



カラスが去ったあとは、撮影している私も
鋭い視線で警戒され続けました・・・




巣を守るアオサギの警戒はレンズ越しにビシビシと伝わってきます。
撮影は直ぐに済ませて、今後はそっと見守ることにしました。


コンクリと鉄網という自然とはかけ離れた全くの人工の構造物での産卵ですが、
水に囲まれ、猫やイタチなどの陸上の天敵から狙われることはないですね。

いや~しかしこれには本当に驚きました。